2010年09月30日
宮島(厳島)ツーリング(ソロ)2 最終回
翌日、晴天となりましたが予報通り風がきついです・・・

出艇するときに天気予報を確認して風が強いと言うことは頭に入っていましたから想定内ではありますが・・・
キャンプをした浜からわずかなところでなぜか何度も跳ね返されます。疲れて漕いだ手を休めるとすぐ元に戻される・・・三度ほど繰り返しあきらめかけたときなんとかその場所を突破!
向かい風に煽られカヤックが横向きに(向かってくる波と平行に)なってしまうとバウを進行方向に向けるのが大変です。全身のひねり等を駆使しカヤックを元に戻しますが気を抜くとまた元通り・・・とにかく漕ぎまくります(笑)

途中、用足しで樫木浦周辺に立ち寄りましたがここまでたどり着くのに1時間30分ほどかかってしまっています。愕然としましたが頑張って漕ぐしかありません。今日の夕方までに出艇場所まで戻りたかったのですが、たどり着けないようなら途中でもう一泊するしかありません。

漕いでいるうちに多少風が収まって来た感じがします。一人で漕いでいると心細くなりますがそんなときはラジオを聴いて気を紛らわします。幸い、電波状況も良好でAM、FMともばっちり入ります。山で一人のとき、熊対策にラジオを鳴らしますがそのときのくせで、キャンプには必ず持参します。

入浜周辺。絵の島が良く見えます。
風向きが包が浦周辺に差し掛かったとき進行方向から右側面に移ってきました。斜めからの風も意外と難しく左右のパドルのバランスを調整しながら漕がなくてはいけません。時にはシングル・パドルのように漕ぐことも(笑)

そんな漕ぎ方をしながら杉ノ浦の灯台(?)まできました。ここまでくれば潮流と追い風で多少楽に移動できそうです。

フェリー航路を通るときにはルールがあります。15分おきに船が行き来しているので航路上を通過することは出来ません。宮島側のフェリー乗り場に桟橋上のスロープがありまして、その下をくぐることが出来ますから、通過する場合は必ずそこを通らなくてはいけないそうです。

桟橋を超えると目の前に「大鳥居」が目に入ってきます。残念ながら引き潮でしたので鳥居の下をくぐることは出来ませんでしたが、次回は是非通ってみたいと思います。

そうこうしているうちに、だんだん出艇場所が近づいてきました・・・約6時間。なんだか「もうこれでこの旅も終わってしまうのか」と思うとちょっと残念。とても複雑な思いですね・・・この感覚は登山にも似ている気がします。重い荷物を背負って目的地を目指し、もう少しでたどり着く瞬間のなんともいえない気持ち。「やったー」という達成感。「目的が達せられてしまった」という虚脱感。人間って勝手な生き物ですね(笑)とある小説に「魂が歓びの香煙を焚く」という言葉が出てきますが、そんな気持ちでもあります。
兎にも角にも今回の旅はここで終了。(実はこのあと尾道に住んでいる友人宅に無理やり泊めさせてもらったのでもう少し続くのですが・(^_^;))本番は11月とのこと・・・また状況は変わっているんだろうなぁ~寒さ対策を講じなくては(笑)
おわり
●タイム
青海苔浦(10:00)→樫木浦周辺(11:35)→入浜周辺(12:45)
→杉ノ浦灯台(14:23)→フェリー桟橋(14:48)→廿日市市出艇場所(15:50)

出艇するときに天気予報を確認して風が強いと言うことは頭に入っていましたから想定内ではありますが・・・
キャンプをした浜からわずかなところでなぜか何度も跳ね返されます。疲れて漕いだ手を休めるとすぐ元に戻される・・・三度ほど繰り返しあきらめかけたときなんとかその場所を突破!
向かい風に煽られカヤックが横向きに(向かってくる波と平行に)なってしまうとバウを進行方向に向けるのが大変です。全身のひねり等を駆使しカヤックを元に戻しますが気を抜くとまた元通り・・・とにかく漕ぎまくります(笑)

途中、用足しで樫木浦周辺に立ち寄りましたがここまでたどり着くのに1時間30分ほどかかってしまっています。愕然としましたが頑張って漕ぐしかありません。今日の夕方までに出艇場所まで戻りたかったのですが、たどり着けないようなら途中でもう一泊するしかありません。

漕いでいるうちに多少風が収まって来た感じがします。一人で漕いでいると心細くなりますがそんなときはラジオを聴いて気を紛らわします。幸い、電波状況も良好でAM、FMともばっちり入ります。山で一人のとき、熊対策にラジオを鳴らしますがそのときのくせで、キャンプには必ず持参します。

入浜周辺。絵の島が良く見えます。
風向きが包が浦周辺に差し掛かったとき進行方向から右側面に移ってきました。斜めからの風も意外と難しく左右のパドルのバランスを調整しながら漕がなくてはいけません。時にはシングル・パドルのように漕ぐことも(笑)

そんな漕ぎ方をしながら杉ノ浦の灯台(?)まできました。ここまでくれば潮流と追い風で多少楽に移動できそうです。

フェリー航路を通るときにはルールがあります。15分おきに船が行き来しているので航路上を通過することは出来ません。宮島側のフェリー乗り場に桟橋上のスロープがありまして、その下をくぐることが出来ますから、通過する場合は必ずそこを通らなくてはいけないそうです。

桟橋を超えると目の前に「大鳥居」が目に入ってきます。残念ながら引き潮でしたので鳥居の下をくぐることは出来ませんでしたが、次回は是非通ってみたいと思います。

そうこうしているうちに、だんだん出艇場所が近づいてきました・・・約6時間。なんだか「もうこれでこの旅も終わってしまうのか」と思うとちょっと残念。とても複雑な思いですね・・・この感覚は登山にも似ている気がします。重い荷物を背負って目的地を目指し、もう少しでたどり着く瞬間のなんともいえない気持ち。「やったー」という達成感。「目的が達せられてしまった」という虚脱感。人間って勝手な生き物ですね(笑)とある小説に「魂が歓びの香煙を焚く」という言葉が出てきますが、そんな気持ちでもあります。
兎にも角にも今回の旅はここで終了。(実はこのあと尾道に住んでいる友人宅に無理やり泊めさせてもらったのでもう少し続くのですが・(^_^;))本番は11月とのこと・・・また状況は変わっているんだろうなぁ~寒さ対策を講じなくては(笑)
おわり
●タイム
青海苔浦(10:00)→樫木浦周辺(11:35)→入浜周辺(12:45)
→杉ノ浦灯台(14:23)→フェリー桟橋(14:48)→廿日市市出艇場所(15:50)