とりあえずキャンプでしょう。（カヤック別館）

　ウィスパーVSクルーソー、自分なりの評価を出してみたい・・・と思いましたが・・・

　それぞれの船に対する思いを書かせてもらって、難しいことだと感じました。

　自分ごときの感想が参考になるかわかりませんが「そういう考え方もある」と言う事で、それぞれが評価してもらえればいいことなのかと思います。要するに、自分はどっちの船も好きなんですよね。航行性能はお互い良いポテンシャルを持っていますしね。甲乙つけがたいとはこのことか。



　それでも比較するため気になる点を表にしてみますか・・・

仕様諸元

ウィスパー	全長×幅・4.75 m x 58.75 cm 　コックピットサイズ・70 x 41 cm パッケージサイズ・103 x 54 x 26 cm　重さ・15 kg/LT 17kg/STD 組み立て時間・２０分
クルーソー460	全長×幅・4.6m x 62cm 　コックピットサイズ・80 x 38 cm パッケージサイズ・91ｘ47ｘ32cm　重さ・18.5kg　組み立て時間・８分

　諸元だけ見てもハルの形状など分からないことが多いんですけどね。

メンテナンス（本体）

ウィスパー	中を洗浄した場合、防水性能が良すぎるため排出作業に手間がかかる。（メーカーによると余り洗わなくても良いんだとか）
クルーソー460	バックジッパータイプなので簡単に排出できる。拭き取り作業も楽なため早く乾く。

メンテナンス（フレーム他）

ウィスパー	海で使用した場合、金属の腐食を抑えるため「塩抜き」が必要。（自分の場合、２日くらい浴槽に漬けています）
クルーソー460	樹脂フレームなので基本的に必要なし。（一部金属を使用しているところは必要）

収納

ウィスパー	巨大なバックなので本体以外にも荷が入る。ただし、入れすぎると当然重くなるのでキャリーやカートが必要になると思います。
クルーソー460	コックピットがケースになり、本体以外にも多少の荷（テント、バーナーくらい）は入る。ケースに直接ホイールが付くので軽量化に貢献。

製品として・・・

ウィスパー	船体布はやわらかく、しなやかな素材を使用。質感は非常に高く、適度なテンションを掛ける事で皺のない美しい形が出来上がる。縫製（？）も丁寧。
クルーソー460	ウィスパーと比べてしまうと、デッキの素材は安っぽい感じがする。（アルフェックと同じ素材と思われる）ただ、丈夫で防水性能も高い。低温時は生地が硬くなる。オプションではあるが２２色の中からデッキ色を選べる。

価格・納期

ウィスパー	価格 CA＄5,527（セタスさん価格・オプションは別料金）納期は１～１．５ヶ月
クルーソー460	価格￥270,900円（税込）納期は１ヶ月（注文が立て込むと遅くなる）

　もともと、ウィスパーを購入した理由は、奥さんと一緒にツーリングに行くため。

　クルーソーが気に入っていたので次も・・・と考えてみましたが、どうせ買うなら同じ船では面白くない。ならば別の会社にしよう、と思ってフェザークラフトにしてみました。でもカフナじゃスペック的にクルーソーと余り変わらないと思ったし、カサラノではきっと腕が伴わない（今は買わなくて本当に良かったと思っています・笑）K１やヘロンじゃ大きすぎる・・・ということでウィスパーにしたというわけです。

　もっと細かい事を言えば、ウィスパーを購入するときXPの選択肢はなかったのかとか、クルーソーを購入するとき選択肢にあったエルズミア480はどうなったのかとか、フジタカヌー等他社の選択はなかったのかとか、そもそもなんでファルトに拘るのかとか・・・

　まぁ、それはまた別に機会に書いてみたいと思いますが、購入を検討される方には参考になりましたやら・・・それとアドバイスをもうひとつ。「できたら試乗はしましょう。」

　購入したらあとは漕ぐだけです！自分も実は価格面を考えて「買ってから本当に使い続けるのか」自信がなかったので二の足を踏んでいましたが、今ではもう３艇のオーナーです。(笑)人生に潤いの時間を…

　追々、それぞれの船についてはこれからもレポしたいと思います。・・・おわり